giftee Tech Blog

ギフティの開発を支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信しています。

「ギルド」の取り組みを紹介します

はじめに

こんにちは、ギフティでエンジニアをしている wa6sn です。Platform Unit というところに所属し、サービスを横断するデータ基盤の開発・運用であったり、エンジニアが共通で利用する SaaS(例えば AWS, GCP, GitHub, NewRelic etc)の管理を行っています。

およそ半年ほど前から、「ギルド」と呼ばれる組織横断のコミュニティが生まれました。なぜ生まれたのか、その活動の様子について紹介します。

「ギルド」とは

技術的な興味をベースに、ゆるくつながったコミュニティです。「ゆるく」なので、誰でも参加でき、所属するといった概念はありません。活動の内容についても特定のフォーマットは存在せず、参加者の中で自律的に運営されています。 現在は、フロントエンド・バックエンド・アジャイルの 3 つのギルドが存在します。

なぜ生まれたのか

主に、エンジニア同士の「(事業をまたいだ)横のつながり」を強めることを目的としています。

ギフティには giftee.com 事業や giftee for Business 事業など、さまざまな事業があります。これまで、同じ事業部のエンジニア同士では、普段から情報共有や勉強会の機会はありました。しかし、事業部をまたいだ交流については、昨今の社会情勢の影響もありその機会は限られていました。

ギルドでは、これを解消したいという思いがあります。あくまでも「ゆるく」つながることで、単なる技術的な学びの機会のみではなく、リモートではやりづらい「雑に相談する」、他のメンバーのパーソナリティや興味を知るといった機会にもつながれば良いなと思っています。実は「ギルド」という名前がつく前からも自然発生的な集まりはあったのですが、改めて名前が与えられたことで、今まで知らなかったか、参加にハードルを感じていた人も新しく参加がしやすくなったという側面もあります。

活動の紹介

先に述べたとおり、活動の内容にフォーマットはありません。Slack channel で気になった記事をシェアしたり、週に一度の定例を開催したりしています。私がよく参加しているバックエンドギルドでの定例の内容は、挙げられたテーマ候補から選んだり、「今週のネタあります?」「これ読みますか」のような軽いノリで決まります。

これまでに 20 回程度開催され、以下のようなテーマが話し合われました。具体的な技術相談をはじめ、「おたくの事業部ではどうしてる?」といったノウハウの持ち寄り、そのほか予備知識を必要としないテーマもあります。

  • ギフティの技術面接を改めて解いてみよう
  • 結合テスト・システムテストってどう実施してる?
  • MySQL 8.0 系は 5.7 系と何が違うのかを解説する回
  • Rails7 リリースノート つまみ読み
  • 非同期ジョブ実行のアーキテクチャについて相談したい
  • Slack の公開記事からアーキテクチャを読み解く

定例会の開催風景です(雰囲気だけでごめんなさい……!Notion を見ながらアーキテクチャを議論しています)。とあるチームの相談に対して、他の複数のチームがワイワイと知見を贈り合い、課題が解決したこともあります。あまり形式ばったものにしてしまうと、軽い気持ちで参加しづらくなってしまうため、「手ぶらで、頭の体操の感覚でカジュアルに参加できる」ことは意識されています。これらはリモート開催がメインですが、いつかオンサイトでもワイワイやりたいですね。

今回はバックエンドギルドの例を挙げましたが、フロントエンドギルド・アジャイルギルドでも、定例会や輪読会などが行われています。アジャイルギルドでは、書籍『More Effective Agile』の輪読会をしていたところ、効果的なアジャイルには基本となるスクラムの理解が改めて重要だという話になり、派生してスクラムガイドの輪読会もはじまったそうです。このあたりの詳細は、また別の機会に書かれることでしょう。

おわりに

ギルドというコミュニティについて簡単に紹介しました。あくまで「ゆるく」繋がっている、活動の規定はなく「自律的に」運営されているというのが良いところで、ギフティらしい取り組みだと感じています。

今は社内に閉じたコミュニティとなっていますが、いずれその様子を公開したり、社外の方と一緒にできるともっと楽しそうだなと思います。そんなギルドの活動ならびにギフティ全体をもっと盛り上げていくためにも、少しでもご興味を持っていただけましたら、ぜひ カジュアル面談 にお越しください!