giftee Tech Blog

ギフティの開発を支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信しています。

AWS GameDay を社内開催しました!

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こんにちは。エンジニアの @wa6sn です。開発組織を横断した課題を解決する Platform Unit というところに所属し、色々をやっています。

2024/11/13 に AWS 様に社内 AWS GameDay を開催していただき、エンジニア 40 名ほどが参加しました。今回の記事はそのレポートとなります。

AWS GameDay って?

以下、AWS Gameday のページ から引用します。

AWS GameDay は、チームベースの環境で、AWS ソリューションを利用して現実世界の技術的問題を解決することを参加者に課題として提示する、ゲーム化された学習イベントです。従来のワークショップとは異なり、GameDay は自由で緩やかな形式で、参加者は固定概念にとらわれずに探索し、考えることができます。

公式ページからわかるように、コスト削減タスクに取り組むプログラムや、オブザーバビリティにフォーカスするプログラムなど、いくつかのバリエーションが用意されています。今回は "AWS Generative AI Unicorn Party GameDay" という、生成 AI をテーマにしたプログラムを実施しました。

開催のねらい

ギフティでは、普段の仕事では少人数のチームを組んでプロダクトを開発しています。部署が異なったりすると、「社内イベントや業務外で顔を合わせることはあるけど、実際に一緒に仕事をしたことはない」といったこともよくあります。そうした背景から、よりお互いを知るために 昨年には 社内ISUCON を開催 し、好評でした。「今年度もぜひやりたいけど、前回とは異なる趣向にしてみたいなあ」と考えていたところ、AWS GameDay がちょうどいい感じに目的に合致しました。弊社では Enterprise Support を利用していることから、GameDay の社内開催を打診させていただき、開催のはこびとなりました。

生成 AI をテーマにしたプログラムを選んだ背景には、「生成 AI という "手札" を増やしたい」 という意図があります。今のところ ChatGPT や GitHub Copilot のような生成 AI を用いたアプリケーションを利用することはあっても、まだ生成 AI をプロダクトそのものや、プロダクト運用に組み込むことまでは行われていません。GameDay のかたちで Amazon Bedrock といったサービスに触れることで、今後の開発シーンで「もしかするとこれは生成 AI で解決する課題なのかもしれない」といった発想を持つことが出来るかもしれない、と考えました。また、ほとんどのメンバーがまだ触ったことのないサービスでもあるので、新鮮味があり、よりお祭り感が出そう、結果がどうなるか予想がつかないからこそ面白いだろう、 という狙いもあります。

当日の様子

当日の午前は、AWS の SA の方から生成 AI についての座学講義を行っていただきました。Amazon Bedrock の紹介、RAG やプロンプトエンジニアリングへのインプットがありました。社内での活用イメージが膨らむような、興味深い事例紹介もありました。

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お昼休憩をはさみ、午後からは GameDay 本番に取り組みます。1 チームあたり 3-4 人程度に分かれ、与えられた課題に取り組みます。ネタバレ防止のためにプログラムの内容は具体的には言及できないので、写真でお伝えします。実際の内容はぜひ皆さんの目で確認してみてください :-p

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新しく触れるサービスに戸惑いながらも、課題を進めていく参加メンバーたち

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CTO(帽子を被っている人です)も、いちメンバーとして参加

解いた課題に応じてスコアが獲得でき、チームごとに競い合う形式でした。最終的には出題された問題のほとんどを解き切るチームが現れ、大変盛り上がりました!

参加者からの感想

実施後のアンケートから抜粋します!

  • このような機会がないと生成AI系のAWSサービスを触る機会がなかったので、コンテンツ内容的にも非常にためになりました。またGamedayの中でAWSの方に色々相談することができ、細かい質問も丁寧に答えてくださったので、今後の業務の中でもこんな質問してもいいのかなと思うような質問や相談をするハードルが少し下がった気がします。
  • AI のビジネス領域での利活用が出来そうだという実感を得られたことで、人間の手で時間をかけなくても良いような課題を AI に任せてみるという選択肢が増えました。実際に利用するかは分かりませんが、手札が増えたことは大きな収穫だと思います。
  • 参加者があまり詳しくない題材だったというのが、気持ちの面でとても楽でした。生成AI、BedRockの座学も適度な情報量で1日にやる内容としてとても良かったと思います。楽しかったです。

おわりに

普段一緒に仕事をしていないメンバーと、普段触っていないサービスに触ることで、良い刺激になったかと思います。これからどのように生成 AI が活用されていくかはまだ分からないですが、少なくともコンテンツは楽しんでいただけたようで良かったです。

また、進行の都合上「ギフティの主催側もコンテンツの詳細までは知らない」というチャレンジングな試みでしたが、そこは流石の AWS 様ということで万事つつがなく進行されていました。楽しくて学びになるコンテンツを提供していただいた AWS 様、ありがとうございました!