giftee Tech Blog

ギフティの開発を支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信しています。

ビジネスサイドの新卒2年目がエンジニアと一緒に事業開発していく上で考えていること

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はじめに

こんにちは、株式会社ギフティのBiz(ビジネス)サイドで営業をしている、新卒2年目のさいじょうです。

この度、技術ブログへの寄稿に初挑戦することにしました。

きっかけは単純で、「Bizも技術ブログ書いていいよ!」というあまりにもオープンな社風に感動し、自分も職種を越えて発信することが会社や個人の資産になると考えたためです。 (近年、企業が社会に意味を持って発信することの重要性を表した「ストーリーテリング」や「オウンドメディア」を実践してみたいと思っていたというのもあります。)

自己紹介

私は1年半前にBiz職として新卒でギフティにジョインしました。

弊社はいわゆる縦割り分業のThe Model型や、SLG(Sales-Led Growth:セールス主導)一辺倒ではなく、PLG(Product-Led Growth:プロダクト主導)の色もある会社です。

そのため、「システムをとにかく売って!」という営業ナレッジの重要視だけでなく、Devやプロダクト職の皆さんと対話をしながら、幅広い業務に挑戦しています。

  • 法人企業(マーケター、営業企画、代表など)へのインバウンド・アウトバウンド営業
  • プロダクト側との開発要望検討
  • 展示会やイベントへの出展・参加
  • 広告代理店との協働提案
  • キャンペーン・イベントの企画・設計
  • 事業会社のサービスへのマーケティング提案
  • 新規事業の立ち上げ・グロース

などなど、、、「裁量が大きい」というシンプルな言葉では表したくないですが、自分がやりたいことを、やりたい程度の体重をかけることは自由にできるので、積極的に色々なことに挑戦しています。

現在は様々なブランドの「電子ギフト(eギフト)」をつくり、法人企業様にマーケティングの用途などで使っていただいたりしている事業を担当しています。

さて、自己紹介はここまでとし、今回の記事ではビジネスサイドの立場としてDev(エンジニア)の皆さんと一緒に事業開発していく上で考えていることをまとめてみようと思います。

Devの皆さんと円滑に関わるために、意識している4つのこと

私がIT業界に入り、仕事をしている中で正直なところDevの皆さんへの相談には若干の抵抗感がありました。

前提として、弊社では営業と開発の間に「プロダクト職」という橋渡しの職種の方々もいますし、全職種が同一フロアで仕事をしております。Devの方の出社も珍しく無く、社内イベントも多いため、自宅よりも居心地の良い空間(冗談抜きで、うちはワンルームなので…)になっています。

しかし仕事となると、新人でかつ圧倒的にビジネスサイドの脳みそを持っている自分は様々なことに縮こまってしまいます。

  • 開発の皆さんにとって失礼な依頼だったらどうしよう
  • Dev目線では意味不明な質問だったらどうしよう
  • 時間を無駄にしてしまったらどうしよう

なんて不安がっても仕方無いので、BizとしてDevと心地よい対話をするために、入社してから以下のような意識を持つようにしてきました。

Devの方と同じ言語で話しているか確認する

私は東北出身で、ありえないほど訛っていた過去もあり、ビジネス会話に若干のコンプレックスがありました。そのため、Devの方との会話では「論理的な構造」や「明確な定義」が求められ、同じ日本語を話しているのか不安な時があります…。

同職種同士では暗黙の了解でよしなに進行してしまう部分だったとしても、大きなミスが起こり得るシーンなので、認識合わせにはより一層気をつけないといけません。

特に、「どの程度の重要度なのか」という擦り合わせはBiz、Dev間で非常に大切かつ難しいと思っています。クライアントの要望を叶えたり、会社の売上をつくりたいwillがあるBizと、中長期でプロダクトに向き合い、リスクの検討も欠かさないDev。

相談や質問を一歩間違えると、お互いが過剰な不安を抱えてしまったり、実際に以下のような悪循環があると思っています。

  • Dev→Biz「信じられないリードタイムで開発を要望されたのでやらないと…。」
  • Biz→Dev「必須ではない要望だったので、クライアントにお断りすれば良かったな…。」

などなど、Biz × Devに限らず重要なことですが、まずは相手の気持ちを汲み取るような努力から始めて、まだまだ特訓中です!

「結構考えて分からなかったら有識者に聞く!」の遵守

GoogleのAI研究チームなどの文化として知られる「15分ルール」を意識しています。

1日24時間という全員に平等な時間という資産を上手く活用している先輩方の姿に憧れ、かつDevの方への質問や相談には時間をかけすぎてしまうので、取り入れました。

  • 最初の15分間は、自分自身で解決を試みる
    • すぐに他人に質問せず、自分で調べたり試行錯誤して解決の糸口を探る。
  • 15分経っても解決しなければ、必ず人に聞く
    • 15分以上時間をかけたとしても答えが出ない可能性が高いため、素直に質問する。

時に事柄の大きさによって15分という時間は前後しますが、「自分の時間も、Devの皆さんの時間も無駄にしない」という意識を持つようになれました。

森を見てから木を見る。

一本の木(細部)にこだわりすぎて、森全体(全体像・本質)を見失ってしまうことがあってはならないので、相談する前に以下のような視点を持つようにしています。

  • 今自分のしている相談は、会社全体にとってどのレベルのインパクトがあるのか?
  • 自分が今からする質問は、Devの皆さんの業務の中でどんな位置づけなのか?
  • そもそもこの開発要望は、対顧客にとっての優先度はどの程度なのか? 必須なのか?

弊社では大事にされている価値観に「長期的にマーケットに向き合う」という言葉がありますので、森や木といった目前の事象の大小はもちろん、将来的には時間軸でも重要性を測れるようになりたいと考えています。

個人的に、Devの皆さんは中長期でサービスに向き合っているので、時間軸を合わせたいと強く思っています。

「はみ出る」ことを恐れない

こちらも弊社で大事にされている価値観である「連帯するからこそ、越境していく」の実践です。

社員それぞれが自分の役割にコミットするのは前提ですが、組織を厭わず越境することで、より大きな社会的インパクトを生み出せると信じています。

小説『グレート・ギャツビー』の一節にも、こんなニュアンスの言葉があります。

『誰かのことを批判したくなったときには、こう考えるようにするんだ。世の中のすべての人が、お前と同じように恵まれていたわけではないということを』

善し悪しに限らず、「異なる環境(BizとDevなど)で生きてきた人が分かり合うことは難しい。だからこそ努力をする」という意識を持てました。

これらの挑戦のおかげで、少しずつですが「Devの皆さんに嫌われるかも….」という前提の相談から「一緒に解決策を考えて、より良いサービスを作ろう!」という前向きな相談に変わってきたような気がしています。

Devの皆さんが作ったサービスは、こんな気持ちで使われています!

せっかくなのでサービスがクライアントの手元に渡る瞬間に居合わせている者の責任として、現場でいただく言葉などをお話したいと思います。

弊社のサービスは情緒的かつ論理的で、UI/UXが良く、社会的に大きな価値があると考えていまして、商談の場やプライベートでもお褒めの言葉をいただきます。

個人間でeギフトを贈り合える弊社のサービス「giftee」については、App Storeに以下のようなレビューが寄せられています。

【素敵なサービスです】 コロナで会えない友達にギフトを送りました。こんなサービスがあるなんて非常に素敵ですね。リピーターです。

【助かる】 推しに日頃の感謝と労いができるのが助かる。

【送った自分も幸せになれる】 誕生日おめでとうメールに数百円の品を添えるだけで幸せになれる。まだまだ可能性があるアプリだと思う。

【空を越えて】 単身赴任しているパパ、がんばっているよ。愛を込めて、東京にいる家族へ。

さらに、eギフトをご利用いただいている企業様からも、「ギフティのお申し込みサイトは分かりやすくて良いね!」などのお声をいただくこともあります。

まさに今日も、「なんか毎回あれですね、ギフティさんと話していると色々ギフト施策やりたくなっちゃいますね(笑)」と。弊社のサービスサイトが見ていて楽しいからなのか、最高に嬉しい言葉をいただけました。

一方で、そのようなお褒めの声を直接いただかずに、「なんかサービス変わりました?」くらいの気分でサービスを触っていただけることも多いです。

これも本当にすごいことで、システムへの違和感や興味、不安を一切無くして、自社のキャンペーンや業務に集中されているということなんです。当たり前にシステムを信頼され、何の問題も無く価値を届けられるということが実現出来ています。

そんな安定稼働をしながらも、時にフィードバックや要望をいただいた時にはプロダクトの方を介したり、時には直接エンジニアの方と直接相談し、サービスをより良くすることに尽力しています。

自分は「ビジネスサイドしか知り得ないことを黙っていることは、隠し事しているみたいでずるいよね、反省」という気持ちが若干あるので、利用されるすべての方と作る側のすべての方を繋げる架け橋になれればという思いです。

と、長々述べてしまいましたが、自信を持って自社サービスを紹介できるのは、長期的な利用が想定され、情緒的な「あそび」の部分があり、論理的に考え抜かれたサービスを作っていただいているからです。

同じ企業に所属するBizとして、Devが作ったサービスの一番のファンでありたいので、 今後も対話を辞めず、良いサービスを一緒に世の中に届けていきたいです。

おわりに

最後はBizからDevへのラブレターのようなものになってしまいました……。

これまでの入社してからの1年半は自分の知識不足に不甲斐なさを感じる瞬間も多かったです。しかし、技術へのリスペクトを持ち続け、対話を諦めなかったことで、今では「この機能、実はあの方が作ってくれたんだよな」と誇らしく思いながらお客様へ提案ができています。

職種は違えど、事業開発において見据えるゴールはBizもDevも同じはずです。これからもDevの皆さんが魂を込めて作ったプロダクトを誰よりも熱量を込めて世の中に届けていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!