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Proposal Boost なる制度を作った

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こんにちは。ギフティでエンジニアをしている @wa6sn です。Platform Unit という、横断的な仕組みづくりや、開発者が利用する諸々の基盤の整備を担うチームに所属しています。 この記事では、昨年度から試験運用が始まっている 「Proposal Boost」 という制度について紹介します。

Proposal Boost 制度とは

Proposal Boost 制度は「この技術カンファレンスにプロポーザルを出します」と CTO に宣言し、承認されれば、採択の可否に関わらず 参加費・交通費・宿泊費などを経費として申請できる制度です。

この制度の使い方は以下のとおりです。

  1. 登壇したいカンファレンスと話すテーマ、見込む費用を整理し、CTO に「Proposal Boost 制度を使いたい」と伝える。
  2. 承認されたら、プロポーザルを提出してその事実を社内で共有する。
  3. 提出した時点で、プロポーザルの採択の可否に関わらず、参加に必要な費用を会社経費として申請できる。

どんなイベントでもよいというわけではなく、実際には「所属を明記すること」「国内開催のものであること」「20 分以上のトークであること」「オフライン参加で 80 名以上の規模が目安」といった大まかな条件 1 があります。とはいえ厳密に線引きした制度ではなく、相談しながら柔軟に運用される方針です。

Proposal Boost を利用する例

実際の承認の様子です

もちろん、この制度とは関係なく、個人の判断でプロポーザルを出すのは自由です。

制度を作った理由

ギフティのエンジニアバリューには 「知見を贈り合う」 というものがあります。このバリューを発揮するために、積極的に対外的なアウトプットを行ってもらいたいです。そのハードルを下げるために、「まずはプロポーザルを出す」ということ に対して働きかけたいという意図で作りました。

この制度を利用する人は、プロポーザルを出した時点で、(採択の結果を待たずに)カンファレンスへの参加を確定できます。惜しくも落ちてしまっても、「通った内容ってどんなものだったんだろう」といった視点での学びを得られます。

また、これを設けることで 「自分で面白そうなコミュニティを探して、自分で出してみる」という能動的な動き が生まれることを期待しています。これまでギフティでは、RubyKaigi を始めとするいくつかの技術カンファレンスにスポンサーを行ってきました。ただ、大規模なものが多く、「登壇する」ってすごく難しそうだな、とハードルを感じる方が多かったようです。会社としてスポンサーしているコミュニティ以外にも目を向けてもらいたいですし、プロポーザルを提出することについても、採択されなかったことの方が多いはずなので、気軽にチャレンジしてほしいと思っています。

なお、これを提案したのは自分ですが、その当時では「技術広報」という役割の一部を担っていたものの、特別な権限を持っていたわけではありませんでした。ボトムアップ的に挙げられた提案が通るというのは、弊社の良いところだなと思っています。

おわりに

プロポーザルを出すという行為自体は、採択の有無とは切り離して価値があると思っています。自分の考えたことや経験を言語化して、外に向けて発信しようとするプロセスそのものが財産になります。

「プロポーザルを出すこと」が当たり前になって、この制度が必要とされなくなる日が来るのが、理想的な終わり方だと思っています。

類似した取り組みを考えている方の参考になれば幸いです。


  1. 主に、会社からお金を出すということへの説明責任に由来します。数値はざっくり決めています。