giftee Tech Blog

ギフティの開発を支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信しています。

SIerからギフティに転職してみた

2021年5月に中途入社したエンジニア、岩永です。最近筋トレを始めまして、せっせとプロテインを摂取しています。

この記事では、私が転職した経緯を以下の流れで書きます。

  • 前職でやっていたこと
  • 転職を考えたきっかけ
  • 転職してみて実際どうだったか

転職をご検討中の方のご参考になれば幸いです。

前職でやっていたこと

前職について

従業員数3,000人くらいのSIer企業に、2018年に新卒として入社しました。 ただし、担当業務は、自社製品であるローコード開発ツールの開発(ツールの中の人)であり、お客様のシステムを構築/運用するといったザ・SIerな経験はありません。 なお、ここでのローコード開発ツールとは「GUIで画面設計などを入力するとWebアプリを自動で作ってくれるくん」を指します。

私は、もともと超ド級の文系でしたが、大学の選択授業でJavaを受講しITの可能性に目覚め、「『Webアプリを自動で作ってくれるくん』とかロマンしかない」と思うに至り、やや無理矢理な進路変更の末、前職を選択しました。

業務内容

前職での業務内容は、「Webアプリを自動で作ってくれるくん」の保守と改善がメインでした。 保守業務は、内外から寄せられるバグの修正です。 改善業務は、企画部とPMが決めた「次やりたいこと」を、なんとかして実現するというものです。

主な使用言語は、TypeScriptで、フレームワークはReactでした。 社内では珍しくモダンなフレームワークに触れられていたことや、もともとの志望が叶っていたこともあり、日々充実したサラリーマン生活を営んでいました。

転職を考えたきっかけ

働く軸を考えてみた

上記の通り前職に満足していた私ですが、前職同期の転職活動が活発化するにつれ「転職」という選択肢を意識し始めます。 そこで、「転職」という選択肢を評価するため「本当に自分がやりたいことはなんだっけ」を幼少期まで遡り再考しました。

そして、熟考の末「エモいプロダクトを開発したい!!」との結論に至りました。 また、その過程で「成長速度」「顧客からのフィードバック」という働く軸も明確になりました。

働く軸に照らしてみた

この結論を前職に当てはめてみると、なんだかあまり合致していないことに気づきます。

  • 「Webアプリを自動で作ってくれるくん」は、主に社内業務システムを高速開発する用途で使われるものでエモくない
  • モダンなフレームワークを使用するなど技術的成長はあるが、速度が出づらい
    • リリースは最短3ヶ月に1度など。Web系あるあるの「毎日リリース」や、フルスタック/顧客相対的な働き方がない。
    • なお、これは一長一短です。おかげさまで安定した働き方ができていたので。
  • お客様と相対しているのは営業部/企画部/製品サポートチームであり、顧客からのフィードバック得づらい
    • そもそも、お客様見たことない会ったことない。

なお、転職せずに部署異動やジョブチェンジ制度の利用も考えましたが、主眼であるエモを実現するのは困難と判断し、、、

結果的に、これらの軸に合致する企業に転職する方針を決定しました。

転職活動

邂逅

転職活動開始直後、転職エージェントさんからギフティを紹介いただき、あまりのエモさに強い興味を持ちました。 当時ギフティには、私のような新米フロントエンジニア枠の募集はなかったようですが、話だけでもと職務経歴書等を見てもらい、結果的に選考に進ませてもらいました。

選考

技術試験では、Web系経験ない && バックエンド経験ない && 本番運用経験ない等、ないないづくしで不安でしたが、伸びしろも加味してくれたようで(くれていたっぽいFBをもらった)なんとか通過できました。 また、面接は終始カジュアルな雰囲気で、非常に話しやすかったです。 チームマネージャーとの1 on 1面接では、「好きなだけ逆質問どうぞ」とのお言葉をいただき、遠慮なく2時間ほど逆質問させていただきました。(半分冗談だったらしい、すみませんでした笑)

転職してみて実際どうだったか

不安は解消された

Ruby on Railsを使っていると聞いていたため、Progateで一通りやりましたが、業務経験がなく不安に感じていました。

しかし、入社後、Rails Tutorialの時間をいただくことができ、また、その先はソースを見ながら理解していこうというビギナーに優しい方針にしていただけました。 そのため、いきなり実装に入ってバグを量産する夢は、正夢にならずに済みそうです。

また、既存システムのKnowledge Transferの時間も充実しており、「概要」「インフラ」「データ構造」など、数コマに分けて先輩が詳しく解説してくれるコーナー(不定期開催)を設けていただきました。 そのため、いきなりバグフィックスに入って既存機能をぶっ壊す夢は、正夢にならずに済みそうです。

さらに、わからないことを質問しやすい環境があります。チーム朝会(15:00開始)や分報で質問することで、不明点を解消できます。全社的にもオープンコミュニケーションな風土があり、技術/非技術含めて質問しやすく新入社員に優しい環境です。 そのため、わけもわからずじぶんをこうげきしてひんしになる夢は、正夢にならずに済みそうです。 (フラグ...??)

業務内容

大手飲食チェーン専属チームにて、顧客の電子チケットシステムの開発及び保守/運用を行っています。 開発業務は、降ってきた仕様の設計/実装にとどまらず、「どのような機能を実現すべきか」から関わります。 保守/運用業務は、湧いたイシューの対応にとどまらず、システムの刷新(作り直し)やCI/CDの改善まで関わります。

ここで、「〇〇にとどまらず、△△も」というのがポイントです。 ギフティのエンジニアには、自ら考え実行することが求められます。 自分が良いと思ったことを責任持って実行する信頼関係が全社的に存在するので、手を挙げれば何でもできる環境が成立しているのかなと思います。 (本当に何でもです。上流工程でも、未経験分野の設計でも、開発手順の策定でも、はたまた勉強会開催でも、採用関係でも)

こう書くと「働き方エグいんちゃうん」と思われるかもしれませんが、自分時間もしっかり取れます。 私の大腿四頭筋ちゃんも喜んでいます。< アリガト~

思いがけなかったこと

入社してから、150人規模の会社って意外と大きいんだなと驚きました。(あくまでも個人の印象です) 前職が3,000人規模だったこともあり、150人というともっと小さくてカオスな印象を持っていましたが、全然そんなことはなく。 全員の顔と名前を一致させるのは至難の業ですし、社内制度/福利厚生/社会保険/研修制度も整っており、勝手に肩透かし食らった感が否めません。 人と人との距離が近くコミュニケーションをとりやすい、かといってカオスすぎない、そんなちょうど良い環境にあなたも是非JOIN!!

さて、筋トレのお時間になりましたので、お先に失礼します。