はじめに
こんにちは。Engineering Managerの渡邊です。 早いもので11月も後半です。なんと、2024年もあと1ヶ月ちょっとです。いやー、これ毎年言ってるんですけど、1年がマジで一瞬で過ぎていきます。だんだん1年が短くなってる気がするのですが、この現象は『ジャネーの法則』というやつで説明されていることを最近知りました。僕だけじゃなくそういうもんなんだと妙に安心しました。
この記事の要約
- 今年の技術広報活動で最初に取り掛かったのが「訴求したい自社の魅力」を具体化すること。
- 有志のエンジニアが集まって、社外に伝えたいギフティの技術組織の魅力について活発に議論した。
- この活動を通して、組織ブランディング方針の原点となる「外部から見られたい姿」が言語化された。
2024年の技術広報活動
2024年のギフティは、2月の YAPC::Hiroshima 2024 にはじまり、RubyKaigi 2024、Go Conference 2024、SRE NEXT 2024、Vue Fes Japan 2024、Kaigi on Rails 2024 と様々なカンファレンスに協賛・出展させていただきました。もちろん協賛数を増加しただけでなく、カンファレンスに参加するエンジニアも増えたほか、技術ブログのリニューアルや発信数の増加にも取り組んでおり、技術コミュニティへの貢献を通じてギフティの技術組織をより広く認知していただくために、様々な活動を実施してきました。
これらの技術広報活動を推進するにあたり「組織ブランディング」を検討することから始まりました。具体的には「自分たちはどう見られたいのか?」というイメージを明確化する作業です。
事の経緯
はじまりは RubyKaigi 2024 のブース企画を考える中で、前年の企画をふりかえりつつ「今回は誰に何を伝えたいのか」「その結果どう見られたいのか」という議論を始めたことがきっかけでした。
RubyKaigi 2024 の準備の裏側お見せします! という記事で触れているように、我々ギフティは、創業プロダクトである giftee.com をはじめ法人向けや自治体向けにも事業を展開し、様々なプロダクトで幅広く価値提供をしていますが、事業全体の一部しか認知されていないという課題感がありました。自社の幅広い魅力をしっかり伝えられるように、多くのプロダクトで様々な技術的チャレンジの機会があることや、どんな人たちがプロダクトに向き合っているのかなど、自分たちが社外に訴求したいことをテーマ別に整理して言語化していきました。
議論に参加したエンジニアの熱い思いやそれぞれが大切にしている価値観が共有でき、僕も胸が熱くなるエモい瞬間でした。
この議論を通して、外部のプロがきれいに整えた言葉ではないのですが、「中の人」たちの思いをそのまま言語化することができ、なんというか生身っぽい血の通った言葉が出来あがったと感じています。
知ってもらいたい、魅力の言語化
こうして出来あがった、組織ブランディング方針の原点となる「外部から見られたい姿」がこちらになります。
ギークスーツ
- ギフティが大切にしている価値観の1つが『ギークスーツ』。エンジニアとビジネスサイドが一緒になって課題解決やユーザー体験に向き合う姿勢のこと。
- 技術を手段として捉え、エンジニア一人ひとりがプロダクトの提供価値向上に取り組んでいる。
魅力的なプロダクト
- 気持ちのロスを無くす、人と人の関係性をより豊かにするという、エモーショナルで暖かいプロダクトを作っている。ギフティのエンジニアはプロダクトづくりを通して、技術の力で世の中をちょっと豊かに幸せにすることにチャレンジしている。
チャレンジと成長の機会
- 十分に小さなチームで開発・運用をやりきる。開発・運用に対するオーナーシップを持ち、プロダクト開発の全工程にフルスタックに自律的に取り組むことができ、チャレンジと成長の機会が数多くある。
- 事業の拡大・プロダクトの成長と増加に伴い難易度の高い技術的課題に立ち向かう成長機会がある。
人、企業、街の間に様々な価値提供
- カジュアルギフトのほか、フォーマル、体験、ビジネス活用などの豊富なシーンで、多様なコンテンツを様々なギフト形態で手軽に贈れる世界の実現へ。個人間に限らず、人、企業、街の間に様々な縁を育む多くのプロダクトを提供し、「ギフト」の持つ大きな可能性にチャレンジしている。
魅力的な人、関係性
- 『キモチが循環する社会へ』というミッションに共感して集まった、気持ちや関係性を大切にするエンジニアたち。自己顕示欲は強くないが芯を持ち、本質的な価値を追求して建設的な議論ができる関係性を大切にしている。ギフティのエンジニア組織の最大の魅力は、中にいる人たち。
ちなみに、技術スタックとか開発プロセスなどエンジニアリング文脈のトピックは採用関連のアセット等でこれまでもアウトプットされてきましたが、エンジニア同士の会議体でこういう抽象度の議論ができるということも弊社の強みの1つだなと感じています。
派生して生まれたもの
先ほど引用した RubyKaigi 2024 の準備の裏話でも触れられていますが、ギフティが個人向け、法人向け、自治体向けの各事業を通じて世の中に広く価値提供していることを1枚の概念図で分かりやすく表現できるようにしたいという構想も、エンジニア起点で議論されていました。
このアイデアをもとにクリエイティブ本部に相談した結果、こんな素敵なイラストが完成したのでこの場を借りて紹介いたします!
おわりに
今回は、技術広報活動を通して自己組織的に言語化された、ギフティの技術組織の魅力についてお伝えしました。
ギフティでは上記イラストに描かれているように、個人、法人、自治体向けにギフトを通じてキモチが循環するサービスを提供しています。これらを作っているエンジニアたちもまた、技術コミュニティを通じて多くの方々と縁を育み、知見の循環をしていきたいと思っています。
これからも、各所でギフティのエンジニアの発信が皆さんの目にとまるよう、様々な活動に取り組んでいきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。