giftee Tech Blog

ギフティの開発を支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信しています。

PWA Night Conference 2021にスポンサーさせて頂きました

こんにちは。ギフティ CTO 柳瀬です。 昨年末頃から復帰したストリートファイターVで最近ダイヤ帯に上がり、暴れからのリターンの最大化に課題を感じています。

さて今回、ギフティではPWA Night Conference 2021にスポンサーさせて頂きました。スポンサーセッションでもお話させて頂いたのですが、その背景をこちらでシェアさせて頂きます。

我々が扱うeギフトの多くは、受け取られた方が店舗で商品と引換を行います。ギフトを贈る側に比べ、受け取られる方の体験にはどうしても気を使う必要があります。商品と「一度だけ」交換できる、という点を確実に実現しつつ、スムーズな体験を実現する必要があります。こういった受取り手の体験を考えると、モバイルのネイティブアプリの技術を活用したくなる所ではあります。しかし、我々の主力商材が低価格帯であることや、飲食店の店頭での安定的なオペレーションを考えると、ネイティブアプリを活用するにはハードルが出てきます。つまり、「コーヒー一杯受け取るためにアプリインストールしてくれるのだろうか・・・」、「レジの精算中にアプリのダウンロードやアップデートが必要になったら・・・」といった懸念です。

こういった背景から、我々の店頭体験はどうしてもブラウザでの提供にこだわらざるを得ません。そのため、「ブラウザでできること」が増える事が、我々の事業価値の増大に繋がりやすいのは過去を振り返っても蓋然性が高いと感じています。

具体的には、従前より取り組んでいる電子スタンプによるソリューションなどはブラウザ(スマホ)で5点のマルチタッチが認識可能になったことにより可能になった手段ですし、古くは2013年頃から、「電波が弱い店舗向けに、一度表示したバーコードを(今は無き)AppCacheを活用し圏外でも表示可能にする」「WebSocketsを活用し、POS側の処理で利用済みになったチケットを利用済み表示に切り替える」といった取り組みを実施してきました。今回の弊社の松島からの発表に関しても、同じ様にブラウザの機能を活かした事業価値の増大の例であったと考えています。

僕自身かつてはブラウザエクステンションの開発だったこともあり、この「ブラウザでできること」の知見に関する交流の場として、PWA Nightのコミュニティの皆様の活動には注目しており、本年も大型のイベントを開催されるということで、スポンサーさせて頂く運びになりました。 今回のスポンサードを通じ、PWA Nightコミュニティの発展に寄与させて頂くと共に、こういった弊社のフロント技術に関する開発機会に関してより多くの方に知って頂けると幸いです。